オンラインカジノなどで用いられるベッティング法に、マーチンゲール法とココモ法があります。
マーチンゲール法のほうが単純な仕組みで、より簡単に取り入れることができますが、いくつかのデメリットがあります。
ココモ法は、マーチンゲール法がもついくつかのデメリットを解消できる方法となっています。
マーチンゲール法とは
はじめに掛け金を決めて、負けた場合にはその掛け金を倍にしたものを賭ける、というのを勝つまで繰り返すという手法です。
例えば最初の掛け金を1ドルとし、そのゲームで負けてしまった場合は、次のゲームではその2倍の2ドルを賭けます。
さらに次のゲームでも負けてしまった場合は、さらにその掛け金を倍にして、掛け金を4ドルとします。
難しい計算が必要なくシンプルな方法で、紙とペンがなくても頭の中で考えるだけでゲームをすることができます。
勝つまで賭け続けていれば、最終的には必ず利益が出る手法ですが、そのぶんいくつかのデメリットがあり、安易に手を出すのは危険と言われています。
マーチンゲール法のデメリット
マーチンゲール法のデメリットの1つ目は、賭け金が大きくなってしまうことです。
勝つまでは倍々で掛け金が増えていくため、非常に大きい掛け金を用意しておかなければなりません。
また万が一、資金が尽きるなどして手法が失敗に終わった場合、非常に大きな損失を出してしまうことになります。
マーチンゲール法のデメリットの2つ目は、ゲームに勝ったとしても、得られるリターンが大きくないということです。
勝つまでゲームを続ければ、必ず利益が出る手法ではありますが、一度勝っただけでは、得られるリターンはあくまでも最初の賭け金分のみです。
負けた場合の損失は大きくなりやすくリスクが高い割に、得られるリターンの少ない手法であるといえます。
ココモ法とは
マーチンゲール法のデメリットを解消する方法として使える手法が、ココモ法です。
ココモ法は、ゲームで負けた場合に、そのゲームの掛け金とその前のゲームの掛け金を合計した額を次のゲームで賭けていくのを、最終的に勝つまで続けるという手法です。
例えば、最初の掛け金として1ドルを設定します。
もしそのゲームで負けてしまった場合には、次のゲームでも、同じ金額である1ドルを賭けます。
そのゲームでも負けてしまったら、その次は、そのゲームの掛け金である1ドルと、その前のゲームの掛け金である1ドルを足した2ドルを賭けます。
さらに負けてしまった場合、そのゲームで賭けた2ドルに、その前のゲームで賭けた1ドルを合計し、合わせて3ドルを次のゲームで賭けます。
ココモ法のメリット
ココモ法のメリットの1つ目は、マーチンゲール法と比べ、賭け金が大きくなりにくいことです。
マーチンゲール法は賭け金が倍々で増えていくため、負けが続いた場合賭け金が一気に膨らみます。
それに比べると、ココモ法は賭け金の上がり方が比較的緩やかなカーブを描くので、資金がそれほど大きくなくてもチャレンジでき、負けた時の損失も比較的少なくてすむことが多いです。
ココモ法のメリットの2つ目は、マーチンゲール法と比べ、1回勝っただけでも大きなリターンを得られることです。
マーチンゲール法では、一度勝っただけでは、初めの賭け金分をリターンとして得られるだけで、それ以上を得ることはできません。
それに対して、ココモ法では連敗すればするほど、最終的に得られるリターンも大きくなっていきます。
ココモ法のデメリット
ココモ法のデメリットの1つ目は、使えるゲームが限られていることです。
ココモ法は、カジノのゲームの中でも、3倍配当のゲームのみでしか使うことができません。
そのため、カジノで豊富な2倍配当のゲームでは使うことができないのです。
マーチンゲール法は、2倍配当のゲームにおいて使うことができる手法です。
ココモ法のデメリットの2つ目は、負けが続く可能性が高いことです。
ココモ法は3倍配当のゲームでしか使うことができない手法のため、2倍配当のゲームと比べると、理論上の勝率が低くなってしまいます。
勝つまで賭け続ければその負けを回収することができますが、その前に資金がなくなってしまったり、ゲーム上設定されているテーブルリミットに達してしまうリスクが高くなります。
ココモ法はリスクとリターンのバランスの良い手法
ハイリスクで、なおかつローリターンなマーチンゲール法に比べ、ココモ法は、比較的リスクを抑えつつ、大きいリターンを狙うこともできるバランスの良い手法であるといえます。
その仕組みもそこまで複雑なものではないので、初心者の方におすすめです。
ただし、3倍配当のゲームのみでしか使えない、ということは、理論上、勝つよりも負ける確率の方が高いゲームでしか使えないということになります。
シミュレーションをよりシビアに行い、引き際を見極めることが非常に大切になります。
また、マーチンゲール法とココモ法の両方に共通するデメリットとして、自分の資金力に関わらず、賭け金がテーブルリミットに達してしまうとゲーマーオーバーとなってしまう、という点があげられます。
マーチンゲール法は掛け金をの上がり方が急であるため、気づいたらテーブルリミットに達してしまったということがあり得ます。
ココモ法の場合、マーチンゲール法のような急激な掛け金の上がり方はしません。
ただし、勝率が低く負ける確率が高いので、結果として負けが続いてしまい、テーブルリミットに達してしまうこともあり、引き際が難しい手法です。